いよいよ2026年1月10日(土)は、
岡山県の県立中学校(大安寺・操山・天城・津山)および岡山大学附属中学校の入試日です。
本番を目前に控え、ここ数年の入試倍率の傾向と、今だからこそ考えたい「中学入試の是非」、そして今年受験を迎える皆さんへのメッセージをお届けします。
近年の入試倍率傾向(県立中学・岡大附属中)
まずは、ここ数年の入試倍率をもとに、傾向とポイントを整理しておきましょう。
岡山の国立・県立中学校は、岡大附属、大安寺、操山、天城、津山という5校ですが、特に岡山中心部にある岡大附属、大安寺、操山では例年人気が高く、競争率が高めに推移しています。「地域でのニーズ」と「進学情報の浸透度」の違いが影響していると考えられます。
直近3年間のおおよその倍率は以下の通りです(※実際の数値は県教委発表資料をご参照ください)。
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・岡山大安寺中等教育学校:2.3倍~3.0倍台 |
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・岡山操山中学校:2.0倍~2.8倍 |
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・倉敷天城中学校:1.5倍~2.0倍 |
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・津山中学校:1.3倍~1.7倍 |
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・岡山大学附属中学校:非公開(推定2倍前後) |
大安寺中等教育学校は高校卒業までの6年一貫教育となっている一方、操山・天城・津山の県立中学校は、原則として併設高校への内部進学が前提となります。
一方で、岡山大学附属中学校は中学卒業後に高校受験が必要です。ただし、例年卒業生の半数以上が県内トップ校である岡山朝日高校へ進学しており、「岡山朝日高校への進学」を目標とする場合、岡山大学附属中学校への進学は有力な選択肢の一つと言えるでしょう。
中学入試の是非を考える
さて、なぜ中学入試が注目されるのか。これは単に「競争」だけではありません。これまでも「中学入試の是非」については議論されてきましたが、近年改めて活発になってるように感じます。
「入試は必要か」という問い
「中学入試は必要か」という問いに対しては、価値観や教育観により答えが分かれます。賛成・反対の主な意見を整理すると以下の通りです。
【賛成の意見】
1.子どもの学力向上につながる:
入試を目標に学習することで、基礎学力・思考力がしっかりと身につくという声があります。
2.学びの選択肢が広がる:
私立中学だけではなく、公立中高一貫、国立大学の附属中学など多様な学校選択が可能となり、教育環境の差を補完する効果が期待されます。
3.早期の目標設定が可能:
若いうちから将来を見据えた目標を持つことで、学習への自律的な意識が育つというメリットがあります。
【反対の意見】
1.競争主義の助長:
早期からの競争が子どもの負担につながるのでは、という懸念があります。
2.家庭の教育格差が拡大する可能性:
塾や家庭教師など外部学習支援にアクセスできる家庭とそうでない家庭での差が広がるという指摘もあります。
3.多様な学びとの折り合い:
学力偏重になりがちで、創造性や社会性など他の資質の育成が置き去りになるのではないか、という意見もあります。
必要なのは「入試そのもの」よりも…
結局のところ、「中学入試の是非」は一律の結論を出せるものではありません。ポイントは以下の3点です。
目的を明確にすること
何のために受験するのか。学びたいことは何か。
子どもの主体性を尊重すること
周囲の価値観に流されるのではなく、子ども自身の興味や適性を大切にすること。
入試に向けた準備が成長につながる学習であること
ただ詰め込む学習ではなく、思考力・表現力・問題解決力を高める学習を進めること。
2026年受験生へのエール
最後に、今年1月10日の本番を迎える受験生の皆さんへ。
受験勉強は「点数を取るための作業」ではありません。限られた時間の中で自分自身と向き合い、弱点を一つずつ克服するプロセスです。本番で出せる力は、日々の積み重ねがつくり出したものです。
本番前の心構え
直前こそ基本に立ち返る
最後の追い込みは大切ですが、基礎が崩れていては応用力も発揮できません。今日まで学んだ基礎知識の再整理を。
体調管理を最優先に
睡眠・食事・適度な休息は、学力を安定させる大前提です。ラスト1週間は特に健康管理に気をつけましょう。
「できない問題」に執着しすぎない
解けなくても落ち込むのではなく、そこから学ぶことに意味があります。本番は「確実に取れる問題を確実に取る」戦略が大事です。
受験は通過点
入試はゴールではなく、未来へのスタートラインです。結果はどうあれ、この2~3年で習得した学びの土台は、皆さんの力になります。諦めず、最後まで自分を信じてください。
受験生の皆さん、そして支えるご家族の皆さまの健闘を心より祈っています。
私たち萌昇ゼミは、これからも一人ひとりの学びを全力でサポートします。









