県立入試2024,解きました

高校入試情報

岡山の入試問題は、なかなかの難問です。本当に毎年うならされます。

国語は、例年は記述問題がクセモノでした。指定字数がギリギリなんです。
これとあれを入れたいけど字数が足りない。でも片方だと○にならない。どうやってまとめよう。。。
という感じです。でも今年はこれはありませんでした。

数学は、今年は大問[1]で解の公式が必要な問題がありませんでした。
箱ひげ図とヒストグラムの見方を問う問題が出ています。本質的な理解が求められます。

カレンダーの数の並びと素数の問題。「エラトステネスのふるい」を知らなくても、2,3,5,7それぞれの倍数がどんな数なのかが分かれば解けましたね。

反比例の問題もありました。ただ、いつもの通り問題文を読み解いて理解する力がないと、反比例だということにはなかなか気づけないかもしれません。この点も例年通りです。

最後の図形問題、最後の一問はなかなか複雑でした。
ただ、やはり大半の問題は中2でも解ける(はずの)問題ですね。
ぜひお子さんにもトライさせてみてください。

英語は、リスニングでややこしい問題がありました。
岡山には珍しい、数字があれこれ出てきて惑わせるタイプの問題が出ましたね。しょっぱなからこれでメンタル的に引きずった生徒も多いかもしれません。
[2](3)では、絵を見て空欄にglasses(メガネ)を答える問題あありましたが、wearとう単語から「服」という先入観にはまってしまうとなかなか抜け出せない生徒もいたかもしれません。
作文の問題、例年は掲示などを見て書いてあることを説明する問題でしたが、今年は二つのルートを比較して、バスで行きたい理由を書く、という問題でした。理由を考えたうえで記述、という点で難易度が上がりました。
また、[4](5)の抜き出し、[5](1)の和訳、(6)の正しいもの(5個のうちから3つ!)を選ぶ問題も、例年より難しかったかもしれません。
特に[5](1)は、接続詞節、it for to構文、関係代名詞がすべて使われている文を訳す必要がありました。

理科社会は、広く浅くまんべんなく知識が問われるという点では例年通りでした。
「え?! こんなの出す?!」みたいな問題は今年はありませんでしたが、理科の電流(並列と直流が一つの回路になっているもの)や水中の音速、ヘルツの計算は岡山では珍しかったかなと思います。

岡山の県立高校入試、なかなか一筋縄ではいきません。普通の教材で普通の対策をしているだけでは高得点が取りにくい。
ここからどう対策を立てていくか、我々の腕の見せ所です。

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