【全国学力調査】椅子の重さは?

お知らせ

先日、今年も行われました「全国学力調査」。毎年話題になります。

昨年8月、吠えたのは島根県の丸山知事。
「椅子4脚の重さを量ると7キログラムでした。この椅子48脚の重さは何キログラムですか。」
という小学6年生の問いに、正解できたのは全国で56%だそうです。

塾講師の立場から言うと、まぁ学校現場ならそんなもんでしょうねと思いますが、もうちょっと頑張ってほしいですよね。


で、ですね。丸山知事がおっしゃっているのは以下の通りです。

私は、学校の先生を責めては全くいませんよ。学校の先生は一生懸命やって、いろんなことをやらなければいけなくて、そして、こういう子どもさんをフォローする余裕がないということなんです。だからもう本当に、それは学校の先生が辞めていくって、こういうこともあるんじゃないかと。やるべきことをやれなくて、子どもさんのためにやらなければいけないと思うことに手が回らなくて、志半ばで辞めていくって人たちが多いんじゃないか。こういう子どもさんに手を差し伸べることができない自分、責めますよね、多分。そんな環境をつくってる人たちが正さないと。

令和5年8月22日丸山知事記者会見

これ、まったく同感です。
小学校も中学校も、おそらく先生たちは手一杯なんですよ。だから昨日の記事にも書きましたが、これ以上学校に求めるのは酷だと思うんです。

実際に塾業界にいると、学校の教員をやめて塾に来た。学校にいたら「教育」はできない。
そういって移ってくる方は意外に多いんです。

もうね、親御さんたちには割り切ってもらった方が良いと思うんですよね。
公立学校は生活態度とか礼儀とか常識とか人間関係とか最低限の学習の基礎、そういうものを学ぶ場で、学習面でそれ以上のものを求めるならきちんとした塾に行くのが賢明な判断です、ということを。

「きちんとした塾」というのは、
大学生の講師が毎回入れ替わり立ち代わりするような塾ではなく
成績の良い人だけが座席やら授業料やらで優遇されて、それ以外は相手にもされないような塾でもなく
ちゃーんと全員をしっかり見てもらえるような、そんな塾
です。

塾ってね、たくさんあるんですよ? 全国に約5万件。
実はコンビニと大差ない数なんです。

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