中学のテストも変わった!なのに同じ勉強法でいいの?小6のうちに気を付けておくことは?

お知らせ

4人授業の萌昇ゼミ、邑久教室長のキツナイです、こんにちは!
もうムリして毎日書くのやめました!笑
いつのまにか「書く」ことが目的になってました。
それよりも、読んで役に立つものをじっくり書いた方が良いですもんね。


わが萌昇ゼミ、岡山県内に20教室あります。
(小中学生指導校のみ)
なので、毎回テストのたびに色々な学校の問題を見るのですが
今年、教科書が変わってから定期テストの内容も様変わりしました。
(そもそも定期テストをやめた学校も増えてきましたが)


英語でいえば、教科書本文が出題されなくなったのです。


もちろん、まったくでないわけではありません。
絶対出ないとも言ってません。
出る確率が非常に低くなったという意味です。
(もっとも、ここ数年そういう傾向にはありましたが)


ですから、今までのように教科書本文を暗記しても点数には直結するわけではないということです。

じゃぁどこから出題されているかというと、恐らく教員向けの指導書がメインだと思います。
教員しか見ることのできない、ワンセット数万円もする指導書というのが、学校や教育関係者専用に教科書出版社から売られているのです。

教科書でもワークでもない出典を使用すれば、その文章は完全に初めて目にすることになるわけで、純粋に「文章を読み取る力」を測れる、ということなのでしょう。そして、今年は教科書改訂1年目なので、我々も観たことのない文章題が目白押し、という状態です。

読む力、というよりも読み取る力、です。文字や単語は読めていても、それを理解していないと点にはつながりません。
よくあることですが、[tired]と[tried]を見間違えているようでは話になりません。

(tiredとtried、字面は確かに似ていますが品詞が違います。
 品詞が違うということは、使い方、文の中で出てくる位置が全く違います。
 それが理解できていないと、残念ながら英語では苦労し続けます。)


文章題以外はどうかというと、単語またはその意味を書かせる問題がよみがえってきました。今まではあまり見られなかった問題です。

もう一つ特徴的なのは、英作文がほぼ必出になった点です。
条件英作文と言って、条件や指示に従って、時には絵や資料を見てそれに合わせて、英文を書きなさいという問題です。


その他、空所を補充しなさい問題や並べ替えなさい問題などは健在です。もちろんリスニングも。


さて、じゃぁどう対策をすれば得点アップにつながるか、ということですよね。以下、学校の先生による「これ出るよ」とか、「このプリント大事よ」のようなアドバイスがなく、生徒側では一切予想がつかないことを前提で話しますね。


まず、単語は取捨選択が必要です。
単語については以前の記事にも書いた通り、書けるようにするもの、読めれば良いもの、無視して良いものに分ける必要があります。
教科書に進出の単語が非常に多くなっているからです。

今年の2月、保護者向けのセミナーでもお話ししましたが、新しい教科書では、中学校3年間の間に1600-1800の英単語を学習することになっています。小5-小6の600-700単語を足すと2200-2500単語を、中学卒業までに学ぶことになります。

この数字がどのくらいなのかというと、昨年までの教科書では中高の6年間で3000語だったので、これに迫る量を中学卒業までに学ぶことになるんですね。

Youtube→保護者セミナー『知らないとヤバい、これからの中学校生活』

来年1月8日にも、新中1生の保護者向けセミナーを開催します。
邑久教室で行います。ぜひお申し込みください。


長文問題は、塾の真価が問われるところかなと思います。
今までは、文法練習を繰り返して、教科書をがっつり繰り返しておけば何とかなりました。教科書の内容も、「これは試験に出やすいやつ」というのがあります(ました)から。教科書と全く同じでなくても、似たような文章にアレンジされたものが出た、ということも多くありました。

ですが、今年の問題を見る限り、まったく初めての文章で、教科書とは何の関連もないものが出題されることが多くなっています。ですから、文法事項を習ったうえで、文章を読み解く力を生徒に身につけさせないといけなくなってきているんです。

今までの塾業界には、どちらかというと「文章読解(いわゆる長文)対策は受験性になってから」という空気がありました。実際それで問題なくできたんです。ですが、今はもう中1の最初のうちから、文法指導と合わせてやっていく必要が出てきたのです。


こういうことをあまりアップデートしないタイプの個人塾の先生とか、そういう勉強をする必要のない学生講師の方などはちょっとしんどいかもしれませんね。

逆に、こういう学校現場や入試に関するもの、文科省発表の情報などをちゃんと入手して時代の潮流に乗って最適な指導をしていけば、しばらくは入試のために特別な対策をとる必要はなく、ノーストレスで入試本番を迎えられるんじゃないかなと思います。


とはいえ、いよいよこれは大変なことになってきたなとつくづく思います。
中1のころから通ってきてくれていれば何も問題はありません。何が大変かって、定期テストベースでこのレベルを求められる状態だと、中2、中3になってから「英語がついていけなくなってしまいました…」といって塾に入ってもつらいものがあります。つらいのはもちろん子どもが、ね。

英語の勉強で一番しんどいのってなんだと思いますか?
ボクは単語だと思うんです。ボクも学生時代に苦労しましたし。これだけは、授業でどうにかなるものでもないので。
(やろうと思えばできますが、その分、文法などの指導ができなくなります)
逆に、単語さえ身につけてくれていれば、文法や文章読解などはいくらでもどうにでもなります。実際、中学でも高校でも、英語の成績が上がらない生徒たちは単語が破滅的です。

だからね、お願いだから単語だけはちゃんとやっておいて。本当にそう思います。
特にこれから中学に入る現小6の皆さん。小学校の英語を完全にマスターしておいてください。そうすれば中学校に入ってからの英語はさほど困ることなく学習を進めていけると思います。

冬休み期間に冬期講習を行いますが、年が明けて1月から、萌昇ゼミでは新中1準備講座を開講します。国数英の3教科受講できますが、英語だけでも受講可能です。
英語で子どもに苦労させたくない方、邑久中から城東や朝日高に行かせたいというお母さん。ぜひ早目の受講をご検討ください。
公式にはまだ募集を開始していませんが、こちらから《新中1準備講座》のご予約を承ります。

コメント

  1. […] […]

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