リスニングと長文読解両方に同時に役立つ勉強法

英語学習

4人で学ぶ萌昇ゼミ、邑久教室長ノキツナイです。
どうせやるなら効率よく、より効果的な勉強法で!
しかも今までより楽に。

そんなことある!?
はい、あるんです。


その方法とは、以前も何度かお話ししている、スピーキングです。

だけど、恐らく皆さんが知っているスピーキングとは
ちょっとだけやり方が違います。

恐らく、スピーキングと聞いて皆さんが思うのは
・書いてある字を読む
・思ったことを口に出す
・えっ、難しそうムリ

辺りじゃないですかね?


そうなんです。最初はとってもとっつきにくい。
だって、今までほとんどの人がやったことがないから。


キツナイだって、学生時代にこんなことやったことありません。
やれと言われたことはありますよ。
英語専門の高校に行っていたので。
でも、当時は今ほど手法が確立されていなかったし
教材だって十分にはなかったんです。
だから、今の中高生の親世代の人は
ほとんどやったことないと思います。
学校の先生も、もしかしたらそうかもしれません。

だけど、これを読んでいる皆さん、もしくは皆さんのお子様は
もう今日からそれができるんです。やりましょう!
キツナイも日々実践しています。


長くなりました。そのスピーキングとは
【シャドウイングもどき】です。


英語学習でいうシャドウイングとは、
聞こえてきた音を即座に繰り返す、という練習方法です。
難しそうでしょ? はい、難しいです。
だって、即座に繰り返すということは
音を止めるわけではないので、
繰り返してしゃべっている間にも次の音声が流れてきます。
なので、話しながら、次の音声を聞いておかないといけない。

だけど、キツナイがいまお伝えしようとしているのは「もどき」です。
つまり、文字、本文を目で追いながら、
聞こえてくる音声と同時、もしくは直後に繰り返す
というもの。
これならかなりハードルは下がりますよね。


ただし!

これをやるときの注意点がいくつかあります。
ただ読めばいいってもんじゃない。

① 読みながら、同時に意味が頭に浮かぶように意識する
② 聞こえてくるネイティブの音声を「マネる」


この2点です。


一つ目は、読んだ後に、もしくは語句のかたまりごとに区切って
日本語に訳す、という作業はしない、ということ。
それをやることを精読なんて言ったりしますが、
それをやるのはまた別の時です。

読みながら同時に、瞬時に意味が浮かぶようになっていれば、
長文読解は超早く解けますよね。

学校で学んだ教科書の本文を
音声に合わせてスピーキング練習することによって
ある程度意味が頭に入っている状態で読めるようになります。

もちろん、あらかじめ単語や文法事項を頭に入れておくことが重要です。
これを繰り返して、継続して練習することで
読んだ瞬間に意味が浮かぶ、そういう脳を作っていきましょう。
もちろん、これは同時に最強の定期テスト勉強にもなりますよね!


二つ目は、カタカナ英語で覚えているものを修正し、
新たに覚えるものは本来の読み方で覚えるため、です。

確かに、カタカナ英語でも伝わります。
英会話ならさほど問題はありません。
だけど、リスニングテストとなるとそうはいきません。

人間の耳、もしくは脳は、
自分が知っているものしか聞き取らないようにできています



想像してみてください。
外国に行って、街の喧騒の中に立っています。
英語だかフランス語だかドイツ語だかハングルだか、
知らない言語がそこらじゅうで聞こえます。
だけど、その中からふと日本語が聞こえてきました。

または、カフェやマックにいることを想像しましょう。
公園でもいいでしょう。
周りが騒々しい中、突然自分の名前が呼ばれるのが聞こえました。

そういうことです。自分の知っている言葉、なじみのある言葉は
頭の中で自動的にクローズアップされるんです。


つまり何が言いたいかというと、
カタカナ英語で覚えていても、
本来の発音と違うネイティブの発音は聞き取れない

ということです。


ちょっと練習してみましょう。

次の音声には、中2か中3くらいなら知っている単語しか使われていません。
上司から電話が来て、話があると言われた女性が
何の話かなと考えている時のセリフです。
なんて言っているか、聞こえますか?


さぁ、どうですか?










正解は、もうちょっと下。







Maybe we’re all getting raises!

でした。

もう一度聞いてみてください。

どうでしょう?
we’re allは、もしかしたらwe are と聞こえるかもしれませんね。
いや、もしかしたらweすら聞こえないかもしれません。
gettingは、聞き取れた人も多いかもしれませんね。
raisesは、聞き取れたとしても単語がわからない、という人もいたのでは。

raiseという単語は、恐らく「上げる/のぼる」という意味で
覚えている人も多いと思います。
ここでは「上昇」、つまり昇給という意味で使っているんですね。

Maybe we’re all getting raises!
全員昇給するのかも!


と言っていたのです。


これからの入試問題は、恐らく文章読解とリスニングの比重が大きくなっていきます。
数年のうちにスピーキングのテストも入るかもしれません。
実際、東京都では来年度に実施される都立入試からスピーキングテストが導入されます。

大学入学共通テストに至っては、リスニングとリーディングが1:1になり
かつてのセンター試験のような発音に関する問題や
並べ替えのような文法問題はなくなり、すべてリーディングテストオンリーとなっています。
リスニングスキルと長文読解スキルを上げることは急務ですよね。


今日から早速毎日、実践しましょう!
中学生の教科書にはすべてQRコードがついています。
これをスマホで読み込めば、教科書の単語や本文を
ネイティブの音声で聞くことができます。

ひと昔前にはやりたくてもできなかったんです。。。
素晴らしい時代になったものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました