=英語を上達させるには?=「アウトプット」をはき違えるな!

英語学習

こんにちは! 今日は予備校で高校生の授業です。


みなさん、英語を上達させる/成績を上げるために
「アウトプットが大切」と聞いたこと、ありますよね?

インプットとアウトプットの両方をやることが重要なんです。
だけど、インプットはいつもイヤというほどやってるじゃないですか。
単語やら文法やら教科書の本文訳やら。

じゃ、アウトプットで何でしょう?
どうすることですか?

これね、意外と勘違いしている人が多いんですが
「英語を読むこと」はアウトプットとは言えません。


いや、確かに声を「出す」んだから
アウトプットには違いないんですが
英語学習におけるアウトプット、という意味でいうと
それだけでは不十分なんです。

例えば、新しく習った文法や語句を、文やフレーズで覚えるために
何度も声に出して覚える、とか
教科書などの音声に合わせてオーバーラッピング、または
シャドウイングをする、とかというのはアウトプットではなくて
むしろインプットなんです。


ちょっと考えてみるとわかることですが
文法や語句の使い方、表現方法を「覚える」、
またはシャドウイングなどで正しい音やリズムなどを
話せるようにする、ということは
いずれも「定着させるため」にやることですよね。
つまりそれはインプット作業、なんですね。


ボクが中高生時代に自然とやっていたインプットがあるんですが
自転車やバイクで走っている時に
目に入ってきた英語を、正しい発音を意識して
とにかく読みまくる
、というものです。

もう本当に何でも読んでました。
このあたりでいうと
TENMA-YAとか、OKU STATIONとか
いまボクの周りにあるものでいうと
elleair(エリエール)とかWONDA(缶コーヒーのワンダ)とか
Philip Morris(フィリップモリスというたばこ)とか
とにかくなんでもかんでも、目に入ってきた英語を
それっぽい発音を意識して読む。

ふだんからやってると、「これはどうやって読むんだろ」とか
気になりだします。そうすると自分で調べてみたりして
少しずつですが知識が身についていきます。


ちょっと話がずれたので戻しましょう。

英語学習でいうところのアウトプットというのは
自分の中にある知識を使って
英語を話す、つまり自分の頭の中にあるものを
口から外に出すこと
、なんですね。

何かをコピーする作業ではなく、オリジナルを作って出す
これがアウトプットです。


で、じゃぁアウトプットの練習ってどうすれば良いのかというと
・ふと考えたことを英語に直してみる
・英語で日記を書いてみる

あたりは気軽にできますよね。

ボクも、高校生の時によく友達とやってました。
「じゃ今から日本語禁止ね」とか
英語クイズ、みたいにしておやじギャグ的に何を言っているか充ててもらう、とか。
(例えば、「青三」→ブルース・リー/「High Bridge」→高橋、みたいに)


大切なのは、ネット翻訳を使って終わり、じゃダメだということですよね。
ネット翻訳自体はいいと思います。
ネットも電子辞書も、上手に使えば最高に便利な道具です。

まずは自分で考えて、わからない部分を機械に頼って
どうしてそうなるのかを理解する、ここが大切ですね。


・できることからやる
・思いついたらすぐ始める
・時間やタイミングを決めてやり続ける
一番大切なのはここですね。

みなさんぜひやってみてください!

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