「教える」ということ

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2年前に、別のブログに書いた記事ですが
いつも心のどこかにある思いです。

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15年前の教え子から連絡がありまして。


東京の塾にいたころの教え子ですが
高校の時に大病を患いながらも
自分で費用を稼いで大学に進学し
今は夢をかなえて薬剤師をしています。


なんでも人生に悩んでいるそうで、電話をくれました。

ありがたいことに、彼にとってキツナイの影響は大きかったようで
今でもたまに連絡をくれます。


おそらく、何か良いアドバイスなりなんなりを求めて
連絡をくれたのでしょうが、15年ぶりの電話越しでは
伝わることも限られてしまいます。


私としても適当なことをいうわけにもいきませんので
大したことは伝えられませんでしたが


かろうじて言えたのは


好きなことをしろ。
あまり考えこまずに楽に生きろ。


その程度のことでした。


彼は非常に賢い人だし、必要以上に頑張る人です。
不真面目な面も持ちながら、非常にセンシティブな心を持っています。


だから、様々な人を惹きつけるのでしょう。
だからこそ、大変な思いもたくさんしてきたようです。


30になった彼に伝えられる、有益なコトバなど
今の私は持っていませんでした。

ただ、会ってじっくり話を聞いてみたい
そう思いました。


うまくまとめられませんが、どうしてもどこかに残しておきたくて
この場をお借りしました。すみません。


ただ一つ、改めて思うのは


この仕事は尊い。
そして、自分が思っている以上に責任が大きい。

だからこそ、私は精一杯、この仕事に精を尽くしていきたい。
これに尽きます。


彼以外にも何人か、卒業後にSNSなどで
つながってくれている人がいます。

本当に幸せな仕事です。

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その後も何度か連絡をくれて話をしたりしていますが
当時、授業中に伝えたいくつかのことが
彼の心に刺さっていたそうです。

正直、彼から聞いても記憶にはないのですが
その時々で、目の前の子どもたちに
伝えたいこと、必要と思われることなどを
受験だけでなく、いろいろな話をしていたことは覚えています。


ほとんどの子にとってはメンドクサイ時間だったかもしれませんが
数十分の一でも、その人の人生の柱の一部になる可能性があるのであれば
ボクは、できるだけのことをしたいと
いつも思っています。


出会った以上、その人の人生の一部になることには変わりがないのだから
せっかくなら、プラスになることを少しでも多く
伝えてあげたいなと。


その方が僕自身も楽しいしね。

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