やる気の出し方

勉強法

邑久中は今日明日と登校日でした。
テストはどうでしたかね? 宿題はちゃんと出せたでしょうか?

「やる気が出ない」の真相

ふだん子どもたちと接していると、ちょくちょく耳にする言葉。
それが「やる気が出ん」というやつです。

子どもたちは、やるきは「いつか出る」ものだと思っています。
だから出るまで待つ、それまでやらないんですね。

でも、大人なら皆さんが知っていることだと思いますが
やる気は「出る」ものではなく「出す」ものなんですよね。

子どもたちにはいつもこういっています。
とりあえず机に座るだけでもいいから、そこから始めてみよう、と。
やらんといけんことはわかってる。でもメンドクサイ。あーどうしよう。
そういうとき、何もしなくていいから机に座れ、ということです。

とりあえず始めてみる。そうするとやる気はわいてくるものです。

「やる気」を出す姿勢とポーズ

机に座るときに、注意すると良い点があります。
それは姿勢です。

姿勢を正せ、というのはいかにも昭和的な根性論のようにも思えますが
れっきとした科学的根拠があります。

背筋を伸ばし、良好な姿勢を保持する習慣だけでもテストステロンの上昇が起こるといわれているのです。
「やる気」につながるテストステロンというのは男性ホルモンの一種で、骨や筋肉を作りあげるのに大切な働きをします。また同時に体脂肪を減らしていく働きもあります。同時に社会性を与える重要なホルモンでもあり、勇気や挑戦心を生み出す素晴らしいものなんです。また、そのようにふるうことでさらにテストステロンの分泌が促されるという好循環を生み出すことも分かっています。

ちょっと小難しい話になって恐縮ですがもう少し続けると、社会心理学者エイミー・カディ教授の研究では、身体を大きく広げるようなハイパワー・ポーズ、いわゆるガッツポーズのような体制をとることでテストステロンを20%増加させることが分かっています。

とにかくすぐやる

「とりあえずやってみる」ことでやる気がわく、これにも根拠があります。
ドイツの心理学者のクレペリンが提唱した「やる気がない状態でも、いったん行動を始めるとやる気が出て継続できるようになる心理現象」を作業興奮といいます。

人間は現状維持を好みます。これは短期的なことにも当てはまり、「今やっていることを続けようとする」のだそうです。

まずは座る、ちょっとテキストを開く、ノートを読んでみる。
それだけでもいいんです。無理のない、つらくないことから始めて、徐々に時間を伸ばしてみる。
そうして、それが「覚えた」とか「授業で当てられて答えられた」とか「点につながった」とか、良い経験に結び付けばそれが快感になり、次のやる気へとつながります。

やる前にちょこっと体を動かす、口角を上げる、声を出す、なども効果的だそうです。
これに従えば、休憩時間は席を立って体を動かす、可能な時は口を開いて声を出す。
これも効果があるということですね。

じっと机に座って、無言でひたすら腕を動かし続ける。
そんな修行のようなつらい勉強はなかなか続きませんよね。
どうせならムリなく続けられる効果的な方法を試してみてはいかがでしょう?
お子さんにぜひ教えてあげてください。

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