Let It Go 英語で「レリゴー」

英語学習

先日、授業で(居眠り防止の意味も含めて)「レリゴー」を英語で歌いました。
ですので今回は、(全部じゃなくて)ちょこっとだけ歌詞を解説してみますね。

英語の歌詞全体は「LET IT GO LYRICS」とでも調べればいくらでも出てくるので
ご存じない方はぜひご覧ください。

もしくは、こちらの動画でも字幕は出ています。

日本語の歌詞と比べてみると面白いかもしれません。
もっとも、英語の歌詞は日本語に直すと文字数が多くなりすぎるので
かなり意訳されてますし、特にディズニーの場合は
作中の英語の口の動きに合わせて
違和感が出ないように訳詞が考えられている
ので
元の歌詞とはずいぶん違うな、ということもありますが。


A kingdom of isolation 孤独の王国
 氷の城で一人で生きていく決意をしたエルサの
 さみしさや決意のようなものが感じられます。

Couldn’t keep it in (それを)隠しておくことはできなかった
heaven know I tried 天国(神様)は私が頑張ったことを知っている

 隠し通すつもりだった自分の力がばれてしまった。
 けれども自分の努力を神は知ってくれているはず、
 そんな、心のどこかで救いを求める感じ、でしょうか。

Don’t let them in, don’t let them see 誰も入れるな、見られちゃだめ
Be the good girl you always have to be いつものようにいい子でいなきゃ

 秘密がばれることのないよう、人を遠ざけて
 力を隠していかなければならない決意と辛さ。

Let it go, let it go (隠すのは)やめよう、力を解き放とう
Can’t hold it back anymore これ以上隠しきれない

 それ(力)をgo、つまり自分の中から外に出してやる
 もう隠すのなんてやめた! そんな感じを受けます。

Let it go, let it go 
Turn away and slam the door!
 背を向けてドアをバタンと閉める
 サビに入ってからは完全に吹っ切れてます(笑)。
 動画でのエルサの表情からもそれが伝わります。

I don’t care what they’re going to say 彼ら(みんな)が何を言おうと私には関係ないわ
Let the storm rage on 嵐は荒れ狂うままにしておけばいい
The cold never bothered me anyway 寒さで困ったことなんてないんだから

 ここで初めて出てくる過去形。小さいころからずっと
 寒いのなんてへっちゃらだったんだから、これからも
(たった一人でさみしい思いをするのも)なんてことない
 といったところでしょうか。

It’s funny how some distance makes everything seem small
ちょっとの距離ですべてが小さく見えるなんておかしいわね

 一人離れて氷の城を建て、孤独に生きていく決意をしたエルサ。
 離れてみたら今まで悩んでいたことがなんてことなくなった。
 ちなみにこのhowは小説などで使われる技法なので無視してokです。

It’s time to see what I can do to test the limits and break through
限界を試し、打ち破るために私に何ができるかを見る(知る)時がきた


No right, no wrong, no rules for me
正しいことなんてない、間違っていることもない、ルールなんて私にはない
I’m free! 私は自由よ!

 もうエルサの中での盛り上がりがすごい(笑)。
 でもさらに盛り上がっていきます。

Let it go, let it go
I’m one with the wind and sky 私は風や空とともにある
Let it go, let it go
You’ll never see me cry 私が泣くところを見ることは決してない
Here I stand, and here I’ll stay

ここに私は立って! ここに!私は!ずっといるの!
Let the storm rage on!


I’m never going back, the past is in the past
私は絶対に戻らない 過去は過去の中にある

 
Let it go, let it go
And I’ll rise like the break of dawn
そして私は 夜明け(の太陽)のように立ち上がる
Let it go, let it go
That perfect girl is gone あの完璧な少女(良い子の私)はもういない


解説も忘れて書きたくなるくらい、ものすごいストーリ性の強い歌です。
日本語の歌詞のようなおしとやかさ、日本人のようなちょっとした遠慮みたいなものは一切感じられませんね。


使役動詞 let の印象が強いですが
そこから感じるエルサの決意の強さ。
キツナイは特に、Let it go よりも
Let the storm rage on の部分が好きです。
嵐(周りのゴタゴタ)なんて知らない、放っておこう
騒ぎたいなら騒いでいればいいわ! みたいな感じ。
大好きです。


日本語の訳詞との対比、そして
本来の意味を知ってから見る動画。
もう最高に面白いですよね。

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