成績を上げたければマンガを読め!

国語

お子様が小さいうちにぜひやらせてあげてほしいこと。
読書が嫌いな学生の皆さんにぜひやってほしいこと。

それが、マンガを読むことです。


ただし、絵を中心に見るのではなく、
活字、文字を端から端まで、一字一句ていねいに読んでください。
これがいずれ、すべての教科の学力向上につながります


読書が好きな方はそのままで問題ありませんが、
読書をしない、家に新聞もない、という状況では
文字に触れる機会があまりにも少なくなります。

テレビやYouTubeなどでも
必ずと言ってよいほど字幕スーパーがついていますが
あれは別物です。

勝手に流れてくるものではなく、自分から能動的に読みに行くのが重要です。


文章を読んで、何が書いてあるのかを理解する。
どんな情景なのかを想像しながら読む。

生徒たちの指導をしていると、文章を読めていない生徒が非常に多くいます。
文字としては当然読めているのですが、
文章として読めていない。何を言っているのかがわからない。
そんな生徒が多いのです。


いえ、実は子どもたちだけではありません。
ちょっと調べてみると、同様の記事がたくさん見つかります。
  日本人の3分の1は日本語が読めない!?/日経ビジネス
  衝撃!「日本語が読めない日本人」は案外いる
  「日本語を読めない人」が多数派になりつつある


日本語の乱れが叫ばれて久しいですが、
子どもたちの話し方を聞いていてとても気になっているのが
  助詞の省略
です。

   彼氏大会頑張ってほしいから
   LINE我慢してる

これは実際にTwittterに挙げられていた、ある10代の子の投稿です。
これは極端な例としても、
  「別いいよ、どっちでも」
のように、少し注意して聞いていると
「別に」の「に」が省略されているのをあちこちで耳にします。

「ら」抜き言葉などはもう30年近く前から指摘されています。
最近では「れ」足す言葉(これは岡山弁なので
仕方がない部分もありますが)や「さ」入れ言葉など、
日本語の乱れに関しては枚挙にいとまがないといっても過言ではありません。


実際に授業している中で、こちらの言葉がうまく通じないことも多々あります。
一番困ることが多いのは、英語の授業をしている時です。

「彼は上手に踊れる」にcanを入れることが理解できなかったり
「彼の歌はたくさんの人に愛されています」などという日本語を読んでも
受け身かどうかの判断がつかなかったりというのは日常茶飯事です。


愚痴が長くなりました。そうならないためには
読書をするのが一番ですが、嫌いな人にとっては苦痛なもの。
苦痛なものを強制しても効果は望めません。

なので、読書嫌いなキツナイが実際にしていたことをおススメします。
それが「マンガ」です。

ジャンプやマガジンなど、学生の頃は毎週欠かさず読んでいました。
しかも、1冊読むのに2時間以上かかっていました。
字を読むのが特別遅いわけではないんですが
吹き出しの中をすべて読み込んで、絵を見て味わって、としていると
自然とそれだけの時間がかかっていました。


また、4コママンガ雑誌も好きで
子どものころによく読んでいました。


これは本当におススメです。
4コマなのでやめたいときにすぐやめられます。
大人向けなので、難しい言葉を覚えることも多くあります。
時事的なネタや季節に関することなどもたくさん覚えられました。

俳句のようなもので、コマ数に限度があるため
表現方法が非常に工夫されています。
それをきちんと理解するには、それなりの読解力が必要になるのです。


あとは、とにかく大人とたくさん会話をすることです。
親子はもちろん、親せきやご友人関係など。

大人との会話が上手な子は、勉強に困ることがとても少ないように思います。

コメント

  1. […] また、8/16に作成した記事でも書きましたが最近の中高生は本当に、話し言葉ではない「ちゃんとした日本語」を理解する能力が平均して下がってきているのを強く実感します。 […]

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