日常生活で読解力を上げて点数を上げろ

国語

日本語って難しいですよね。
講師という職業上、仕事中は普段以上に言葉遣いには気を付けていますが
気を抜くとついついいい加減な日本語を使ってしまいがちです。


↑の画像にあるグラフは、ニュースサイトしらべぇというサイトから、
マインドソナーというアンケートサイト(すでに閉鎖されている様子)
からお借りしたものですが、2015年の記事です。


また、8/16に作成した記事でも書きましたが
最近の中高生は本当に、話し言葉ではない「ちゃんとした日本語」を
理解する能力が平均して下がってきている
のを強く実感します。


読解力というタイトルを使いましたが、困るのは国語の問題だけではありません。
次の画像は2020年度の岡山県立高校入試における数学の問題です。


岡山ではもう恒例となっていますが、文章が長い。
計算自体はさほど難しいものではありませんが
すべてしっかり読み込んでいかないと解けません。
そう、国語力がないと点数が取れないんです。


また、英語でも同様の状況になっています。
以下は2021年度入試問題です。

こちらももう何年も恒例となっていますが
ポスターなどを見て、英語で説明する問題です。
単に英語で作文するだけではなく、
日本語を読んで情報を整理し、それを相手に伝える能力が求められています。


他にも、定期テストレベルで多くの生徒が苦手とする問題があります。
それは、例えばこんな問題です。

Q.今週の日曜日に何をする予定なのかを相手にたずねたいとき、英語で何というか。

不思議なことに、「『あなたは今週の日曜日に何をする予定ですか。』を英語に直しなさい」
という問題だと難なくできる生徒でも、上記のような聞き方をされるとできない
そんな生徒が多いのです。


前置きが非常に長くなりましたが、こうしたことの原因の一つには
行間が読めない、というか
字面の裏側を自分で考えることが苦手、というか
そんな生徒が多いのです。

ですから、普段からきちんとした日本語できちんとした会話をする練習が必要だと思います。


昨今はいわゆる若者文化が出来上がっており、
また以前ほど上下関係が重視されないようになってきているため
正しい日本語を使わなければならない経験が少なくなっているのです。

少子化や核家族化も原因の一つかもしれません。


読書や作文、家族をはじめとした大人の人との会話
そんな簡単なことを普段から意識しておくと
かなり状況は変わるのではないかと思うのです。

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