邑久中3年英語《関係代名詞》

英語学習

邑久中の皆さん、中間テストお疲れ様でした!
満足のいく答案が出せましたか?

さて、今日は中3英語の「関係代名詞」について。

え、また? と思いました?
関係代名詞、まだ続くんですよ。
てことは、次の期末の範囲になるんです。

もちろん、入試でも頻出の大事な単元です。

この関係代名詞、難しいとか、中3英語の最大の難関とか
って言われてますが、そんなことありません。
中2の比較の方がはるかに難しいし範囲が広い。

一方でこの関係代名詞は、やってることはたった一つです。
それは、以前も中3英語=関係代名詞=の記事で書いた通りです。

軽く復習しておきましょう。
関係代名詞は、ある単語を絞り込んで説明するために
もう一つの分をぶち込みました、ってやつなんです。

二つの文をたし算するだけ。
その手順は、
 ① 二つ目の文の代名詞を、表に従って関係代名詞に変える。
 ②その単語がさすもの(先行詞と言います)に線を引く。
 ③先行詞の隣に関係代名詞を入れ、さらに
  2個目の文の残りを入れます。


これだけ。なーんてことはない。単純な話です。

一方で、関係代名詞の表はというと、

これです。
真ん中の列、所有格は高校で習うのでとりあえず無視してください。
赤字のところだけ見ましょう。
そうすると、先行詞が人以外ならwhich一択
先行詞が人の場合、関係代名詞に変えようとしている単語が
もともと主語だったらwho、動詞の後ろなどにある目的語だったらthat
基本はこれだけです。

ちなみに、thatはいつでも使えると習ったかと思いますが
テストでは「that以外を答えなさい」と聞かれることも多くあります。
また、実際の会話でwhoの代わりにthatを使うと
どうも上から目線だと感じられるそうです。
やはりなるべく避けておいた方が良いですね。

ちなみに、whomを習った人もいるかもしれませんが
このwhomという単語は、死語です。
英語でこれを使うと「どこの貴族?」的な感じで
浮世離れした別世界のお坊ちゃまお嬢様感があるそうですよ。
(前置詞とともに使う場合は別ですけどね)

さて、余計な話が続きましたが、ちょっと練習してみましょう。
関係代名詞を使って一つの文にしてみてください。


㋐ Do you know that boy? He spoke to me this morning.
㋑ The man is from India. I want to introduce him to you.
㋒ This is the wallet. My uncle makes it.


まず、手順①に従って関係代名詞を指定します。
㋐はHe、㋑はhim、㋒はitですので、表に従ってそれぞれ
who, that, whichに変えます


次に、それぞれの単語がさすものに線を引きます
㋐はthat boy、㋑はThe man、㋒はthe walletですね。
これらをなぜ先行詞と呼ぶかというと、
元々のHeやhim、itと同じ人や物をさしていて、
二つのうち先に来ている単語だから、です。

そして、先行詞と関係代名詞は
もともと同じものや人をさしているからこそ、
隣同士にしておく必要があるんですね。

ということで手順③です。
㋐ Do you know that boy who spoke to me this morning.
㋑ The man that I want to introduce to you is from India.
㋒ This is the wallet which my uncle makes.


これで完成です。


さて、関係代名詞の注意点がいくつかあります。
まず一つ。㋒のように、関係代名詞の後ろの動詞に
3単現のsをつけるのを忘れがちという点です。
これはもう、元の文を見ながら気を付けるしかありません。

2つ目に、㋒の文で最後にitを書いてしまいがちという点です。
これは、手順通りにやっていればミスしないはずです。
itを消してwhichにして、先行詞の後ろに移動して、、、
と、地道にやりましょう。
楽をしようとして途中を省略すると間違いやすくなります。
数学と一緒ですね。

日本語を英訳する問題の場合も、元になる二つの文をまず書いてから
手順に従ってやれば問題ありません。

3つ目に、和訳/英訳がなかなか手ごわい点です。
これ、実は関係代名詞が難しいというよりも、
日本語の文がそもそも読み込めていないのが理由であることが多いんです。

これを乗り越えるためには、必ず印をつけながら練習することです。
どんな印かというと、英語の場合は、
もともと二つ目の文だったところに< >をつける
です。
こんな感じに。

㋐ Do you know that boywho spoke to me this morning>.
㋑ The manthat I want to introduce to you> is from India.
㋒ This is the walletwhich my uncle makes>.


こうすると、< >の部分が先行詞を説明している部分だということが
より分かりや薄くなりますね。

㋐ あなたは<今朝私に話しかけてきた>あの男の子と知っていますか。
㋑ <私があなたに紹介したい>その人はインド出身です。
㋒ これは<私のおじが作っている>財布です。


となります。
さらに、できた文を見てみると
< >の中と外で、主語・述語(動詞)がそれぞれ1セットずつ入っている
ということがわかると思います。
もともと文が二つあったのだから当たり前ですよね。

さて、紹介した3つの例文のうち㋑と㋒はlesson 5で習う部分です。
目的格の関係代名詞といって、
関係代名詞の次に主語+動詞が続くパターンです。
さらに、このパターンの場合は
関係代名詞が無条件で省略できます

萌昇ゼミの授業ではいつも言っていますが
「省略できる」ということは、
省略された文が出てきても見抜けるようにすべし

ということなんですね。
だけど、文の途中に「主語+動詞」が出てくるので
さほど難しいことではありません。
中2の1学期で習ったI know that ~のパターンと同じ感覚です。

さ、これでLesson 5の文法は終わりです!
後は単語をがっつり覚えて、本文を理解して
毎日音読して本文を暗記してしまいましょう。
特に、キング牧師のスピーチあたりの文章は
本当にテストによく出されます。
教科書のQRコードから音読練習を毎日して
暗唱してしまうと最強
ですよ!

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