誰よりも【早く】【正確に】解く!=整序問題=

英語のテストでよく出る「並べ替え問題」。
アナタはどうやって解いてますか?

みんなと同じ解き方でそこそこの点数を取るのと
早く正確に解ける方法で高得点を目指すか。

どっちが良いかなんて聞くまでもありませんよね。

では実際にやってみましょう。


例題
 1.私は何か冷たい飲み物が欲しい。
  【 want / I / cold / drink / to / something 】.

 2.あなたには明日までにやるべき仕事たくさんがある。
  【 tasks / to / have / tomorrow / by / you / lots of / do 】.

 3.【 have / to / this year / you / how / Paris / many / been / times 】?


例題は中3向けですが、これから説明する解き方は全学年共通です。

まず、恐らくほとんどの生徒が
「えっと、まず主語は”I”でしょ、で動詞が”want”だよな」
という風に、先頭から順に並べて行って答えを作っています

この解き方でも、文法がしっかり身についていればもちろん正解できます。
ただし、ちょっと自信のない問題とか、高校生くらいの難易度になってくると
この解き方では正解できなかったり、無駄に時間がかかったりしてしまいます。


並べ替え問題は必ず
【まず最初にセットになる単語を見つける】ことから始めましょう。


1.はどうでしょう。おそらく最初に「want to」が思い浮かびますね。
「want to」は「~したい」という意味でした。
ですが、問題文には「~たい」とは書いてありません。
ということは、「want to」はハズレ。
ではどれがセットになるかというと
「something to drink」ですね。
そう、「何か飲むもの」という意味の不定詞です。
そしてさらに、coldはsomethingの直後に入れます。
「something cold to drink」として、「何か冷たい飲み物」としましょう。
ほら、これで正解は自動的に出来上がりました。
この文はなかなか正解できない人が多いので
丸暗記しておきましょう。


2.はどうでしょうか。
これもよくあるひっかけ問題で、真っ先に組み合わせたくなるのが
「have to」です。ですが、問題文には
「~しなければならない」とは書いてないのでこれもハズレ。
「やるべき仕事」とあるので、「tasks to do」、そして
「明日までに」とあるので「by tomorrow」を先に作ります。
それから、「tasks」と複数形になっているので
その前に「たくさんの~」という意味の「lots of」を入れます。
ほら、また正解が自動的に出来上がりました。


最後に3.です。
これは日本語がないのでヒントになるものがありません。
でも大丈夫。ほとんどの並べ替え問題は
日本語がなくても勝手に答えが出来上がります。

まずは「How many ~s」ですよね。
「How many」ではありませんよ。
「How many ~s」です。ここ重要!
manyは「たくさんの~」という意味なので
直後に複数形の名詞が来ますね。

もう一つ、特徴的なのが「been」です。
過去分詞なので、基本的には
be動詞の次において受け身にするか
haveの次において現在完了にするか

のどちらかしかありません。
この場合はもちろん現在完了です。
さらに「have been to」にして
「~に行ったことがある」という意味でしたね。

最後に、疑問文なのでhaveを前に出して
How many times have you been to Paris this year?
とすれば終わり。


並べ替え問題には単語自体にヒントがたくさんあります。
3単元のs、複数形のs、過去形の動詞、過去分詞、原形の動詞、前置詞などなど
それぞれがどういう使い方をするものかを理解しておけば
並べ替え問題は瞬殺です。
穴埋め問題よりも何よりも簡単に解けるはずです。

コメント

  1. […] 以前、誰よりも【早く】【正確に】解く!=整序問題=の記事でも軽くお伝えしましたが、中1中2、そして英語が苦手な人なら中3や高校生ですら意外と間違える人が多いのがコレ。 […]

タイトルとURLをコピーしました