【読解力の第一歩】文の読み取り方→長文問題の読み方

国語

1クラス最大4人授業の萌昇ゼミ 邑久教室長のキツナイです、こんにちは!

我ながら、今回はずいぶんざっくりしたタイトルです。
文の読み方、です。
ですので、英語にも国語にも当てはまります。
というよりも、テストではすべての教科で問題「文」があるので
どの教科にも当てはまります。


まず大前提として、すべての文の「核」、一番大切な部分は「述語」です
英語では述語動詞ですね。

大切な部分は、日本語は後の方に、英語では最初の方に書く
と聞いたことのある方もいると思いますが
日本語は述語が最後に来るというルールがあって
英語は主語の次に動詞をおくというルールがあるので
こういうことになるんですね。

もっと言うと、日本語は大切な分ほど後ろに持っていく性質があるので
用紙だったり段落の要点だったりは、文や段落の最後の方にあることが多いんですね。


さて、今日この話をしようと思ったのは、英語の文が読めるようになるためです。
中3で関係代名詞を習ったあと、文章が複雑になっていきます。
高校生になると、一つの文で2~3行ある、ということも出てきます。
こうなってくると、文法知識で考えながら文を読み解いていかないと
なかなか理解することができなくなるんです。

長文などで、「なげーなこの文」と思ったら、
まずは動詞を探してください。

中3以上の生徒は、メインとなる動詞、述語動詞を探してください。
それが文の核となる部分です。

もし主語と述語動詞の間になにかお邪魔虫がいれば
それは副詞かもしれませんし、主語を説明する部分かもしれません。
さらに、動詞によっては直後に
「~を」にあたる目的語がないとダメな場合もありますね。

そうやって、単語ごとではなく、単語のかたまりごとに文を読み解いていって
そのかたまりごとに、前から順に訳していく
後ろから前に向かって訳しちゃダメ!
この癖をつけることで、長文でも早く正確に読み取ることができます。


こうした習慣を身につけたうえで、
教科書の本文音声などを利用してシャドウイングの練習を習慣にしましょう。
聞こえてきた音声をマネして同時に読むんです。
初めは難しいので、教科書を見ながらでOKです。

ただし、読みながら同時に頭の中に意味を思いうかべること
これが最重要です


だまって読むときも音読の時も
絶対に前に戻りながら訳さないこと、これも大切ですよ。

入試は長文問題を早く正確に解くことが最大のカギになります。
岡山県立高校入試の場合は、文章の問題が3つ出されています。
リスニングと文法問題、英作文が15分で終わったとして
(リスニングでだいたい7分ほどかかります)
30分で文章題3つを解かなければならないんです。

大学入試共通テストでいえばもう長文オンリーになりました。

単語ごと、かたまりごとにていねいに訳していく力も大切ですが
読んだ瞬間に意味が思い浮かんでいる、という状態にすることが
これからの入試では絶対に必要になっています。

コメント

  1. […] 前回、文の読み方についての記事で「かたまりごとに読む」ことの重要性を説明しましたが今回のような「かたまりができるルール」を理解しておかないとどこがかたまりなのかすらわかりませんよね。だから重要なんです。特に、「前置詞句」と「接続詞節」は重要です。もうしょっちゅう出てくるし、これらのことを理解していないと解けない問題もあるからです。「前置詞」は、その後ろに名詞または名詞のかたまりしか来てはいけません。(名詞には動名詞も含みますね。)一方、「接続詞」の続きには主語+動詞を使うのがルールです。なので、例えば“because”という接続詞の次には主語と動詞が絶対に必要だし“in”という前置詞の次に、主語を意味する”he”が来ていたらそれは間違っている、ということがわかります。中には前置詞と接続詞のどちらとしても使える単語があるので少しややこしいですが。 […]

タイトルとURLをコピーしました